「福留、黒田は要注目」カブス地元紙が高評価

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昨オフに極東専門スカウトとして、元投手のスティーブ・ウィルソン氏を任命したシカゴ・カブス。主砲デレク・リー一塁手の父親で、日本でも馴染み深い存在だったレオン・リー氏(元ロッテほか)が数年前に去って以来、スカウト活動に遅れを取っていたカブスが、ついにアジア地区の才能発掘に本腰を入れ出したようだ。

 カブスの地元紙デーリー・ヘラルド(電子版)は2日、カブスがこのオフにフリーエージェント(FA)となる福留孝介外野手(中日)に注目していると指摘。ポスティングによるメジャー移籍だった昨年の松坂大輔投手(レッドソックス)のように、交渉権獲得に莫大な金額がかからないのは魅力のようだ。

 福留は今季、ひじの手術を受けて81試合の出場にとどまったが、4割を超す出塁率と5割を超す長打率をマーク。特に出塁率はこの3シーズン連続で4割3分以上をキープしており、選球眼のいい打者を求めるルー・ピネラ監督の希望に合致すると同紙は指摘。打って守って走れる三拍子揃った選手を好むカブスにとって、福留は絶好のタレントだとしている。

 また同紙は、広島カープからFAとなる黒田博樹投手にも注目。今季12勝8敗、防御率3・56をマークした黒田は179イニングで奪った123奪三振、42四球とコントロールにも秀でていると紹介し、、カルロス・ザンブラノ投手とテッド・リリー投手に続く、先発ローテーションの3番手に入れるのではと高く評価している。

元記事:Daily Herald | Japan's Fukudome would make a difference for Cubs